いまこそ、 当グループにおける「多様性の尊重」を再確認しましょう
言わずもがな「多様性の尊重」は、生命や暮らしにかかる分野に従事する私たちの基本的理念と言えます。端的に確認すれば、国や民族、障害、疾病、文化、出自、性別、性的指向等の違いがあることを理解し、そのうえで、お互いに人間として尊重し合うことにこそ、多様性尊重の本質が確認できます。
このような当たり前と思われることを確認しなければならない程、いま社会の一部では、閉塞感とこれに伴う排外主義が蔓延しています。このことは、海外のメディアでも深刻に報じられてもいます。そして、私たちが社会化されている限り、その影響は、私たちひとり一人のアイデンティティに及んでいくものと思われます。もちろん、私たちひとり一人が、これらの状況をどのように理解し、行動するのか、それは私たち自身にも委ねられているわけですから、この状況を無抵抗に受け入れるという選択肢を拒否することもできるでしょう。
私たちのグループには、冒頭でお示しした多様な立場の人びとがともに働いています。 私は、グループの代表者として、排外主義が組織内に生まれ、進捗することを明確に拒否したいと考えます。それは、私たちの経営理念から乖離した運営形態をとることに連なるからです。
それだけに及ばず、同質型の人びとで構成された組織よりも、多様な人びとで構築された組織の方が、成果を確実に示すことやその発展に資することは、経営学等におけるチームビルディングや組織運営論の観点からも明らかとされています。
グループの構成員は、すべて、理念に共感しているかけがえのない仲間であり、友人であり、家族でもあります。一部の人びとの排外主義的行動が、私たちのグループにおいてその芽を出さないように尽力したいと考えます。そして、そのためには、職員の皆様方のご理解とご協力が不可欠であります。
いまこの時こそ、「多様性の尊重」とは何か。私たちの経営理念に描かれていることは何か。是非ともご確認いただき、引き続き、組織の運営にご尽力賜れれば幸甚です。
2025年7月21日 REGIONOグループ 代表者 中島 康晴