地域への思い
利用者の住み慣れた家や地域にこそ、こだわりを持ちたい。高齢者住宅施策が重要視される昨今、高齢者向け優良賃貸住宅や高齢者専用賃貸住宅などに利用者が移り住まれ、そこに、併設の介護保険サービス(通所介護・訪問介護・小規模多機能型居宅介護など)が提供されているケースが増えています。
これは、運営費の出所が異なるだけで、施設ケアと大きく相違ない形態ではないかと私は考えます。住み慣れた家と地域で、利用者が住み続けることに対して、下記の効果があると私は信じています。
- ①利用者が住み慣れた環境の中で、暮らし続けることができる。
- ②利用者の支援を専門職だけではなく、地域住民・商店・企業・学校等の総力戦で実践する必要性が生じる。
- ③地域の中の福祉課題が地域住民に明確化される。
- ④生活課題を抱えている他者を、自分のこととして考えて行動する契機になる。
- ⑤地域住民の力で解決しない問題を、市町村及び都道府県、国レベルの問題として捉える契機になり、結果として、政策への問題意識が向上する。
- ⑥誰もが自分らしく、安心して暮らせる地域づくり、延いては、日本全体の社会システムの構築に繋がる。
地域から国を揺るがす仕事を一緒にしませんか!?